Step2(プロ)講座-Memsourceを使用した翻訳と課題の提出方法
現在、翻訳業界では翻訳支援ツール(CAT)を使用した翻訳作業がスタンダートとなっており、翻訳のお仕事をする上で翻訳支援ツールを使いこなせることは必須スキルとなっています。学習段階から翻訳支援ツールを使用した翻訳作業に慣れていただくため、Step2(プロ)講座(課題206~220)では無料版のMemsourceを使用して課題の翻訳を行うようにしてください。 Memsourceはクラウド型の翻訳支援ツールで、翻訳作業の効率化などさまざまな利点があることから広く活用されています。無料版のMemsourceを使用することで受講段階から費用負担なく翻訳支援ツールを活用した翻訳学習が可能です。 以下はStep2講座の翻訳課題を無料版Memsourceで翻訳し、課題を提出するための手順を解説した案内動画です。Memsourceでプロジェクトを作成してから、翻訳を完了するまでの手順を解説しています。Step2講座の受講生は、配布資料とあわせて参考にご覧ください。よくある質問
- Memsourceとは何ですか?
- Memsourceとはクラウド型の翻訳支援ツールで、翻訳作業をより効率的に行うために使用するソフトです。翻訳支援ツール(Computer Assisted Translation)は、その頭文字をとって、略してよくCATツールやCATと呼ばれます。MemsourceもCATの1つです。Memsourceの基本的な機能として、翻訳メモリ・用語集の活用、機械翻訳エンジンとの連携、QAチェック、翻訳管理システムといったものがあります。
- 課題ファイルをインポートすることができないのですが。
- 無料版Memsourceでは、最大でインポートできるファイル数(ジョブ)が2ファイルまでとなっております。そのため、完了したジョブは適宜削除してください。
- インポートした課題ファイルのセグメントが分割されません。
- プロジェクトの言語方向を確認してみてください。和訳(英→日)のプロジェクトに日本語の課題ファイルをインポートするなど、言語方向の異なるプロジェクトにインポートしていませんか?和訳(英→日)のプロジェクトには英語の課題ファイルを、英訳(日→英)のプロジェクトには日本語の課題ファイルをインポートしてください。
- 2つの文章(セグメント)を1文にまとめて翻訳する際はどうしたらよいですか?
- 原文A、Bを訳文Cにまとめて翻訳する場合は、原文Aの訳文欄にCを入力し、原文Bの訳文欄にはスペースを1つ入れて訳文を確定してください。翻訳完了後に、ダウンロードした訳文からスペースを削除してください。 原文AとBのセグメントを結合して翻訳を行うことも可能ですが、実際の案件では上記の対応が基本となっています。
- 主なQAチェック項目について教えてください。
- 課題を翻訳する際によくあるQAチェック項目は以下になります。 ・未確定セグメント(Not confirmed segment):セグメントが確定されていない。→セグメントを確定します。 ・原文が不一致(Inconsistent source):異なる原文に対して、同一の訳文が他のセグメントに存在する。→内容を確認し、必要であれば修正し、修正が不要であればignoreします。 ・訳文が不一致(Inconsistent target):同一の原文に対して、異なる訳文が他のセグメントに存在する。→内容を確認し、必要であれば修正し、修正が不要であればignoreします。 ・数字の不一致(Missing number):原文と訳文で数字が異なる。→内容を確認し、必要であれば修正し、修正が不要であればignoreします。 ・先頭と末尾のスペース(Leading and trailing spaces):訳文の先頭または末尾にスペースが挿入されている。→スペースを削除して確定します。
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