基礎から学ぶ実務翻訳講座

基礎から学ぶ実務翻訳講座

基礎から学ぶ実務翻訳講座

翻訳家になるための入門講座。
リモート授業も活用し、短期間で効率よく、英文和訳と和文英訳の両方が学べます。

<基礎から学ぶ実務翻訳講座は2025年6月13日(金)にリニューアルいたしました>

翻訳とは、単に言葉を別の言葉に置き換える作業ではありません。原文の意図を深く理解し、読み手に伝わるように再構築する「表現」の仕事です。直訳してそれができれば問題ないのですが、日本語と英語は言語的な構造が大きく異なるため、翻訳を行う際には、さまざまなテクニックが必要となります。

現在の翻訳業界では、CATツール(翻訳支援ツール)やAIベースの機械翻訳エンジンを活用する翻訳が主流となっています。
翻訳の世界でテクノロジーの活用が進むなか、機械翻訳をベースにして、翻訳者が翻訳を仕上げたり、ブラッシュアップしたりする機会が増えています。機械翻訳の訳文を正しく評価するためには、翻訳の基礎力が不可欠です。

本講座では、短文の課題を通して効率よく基本となる翻訳技術を習得していきます。
「商品として通用する翻訳」がどのようなものなのかを学習を通して理解することで、翻訳の際に必要な思考法が自然と身についていきます。また、専門分野を絞る前段階として、ジャンルを問わず共通して応用できる翻訳技術を身につけることで、今後の学習ステップにおける上達を早めます。
本講座で翻訳の土台作りを行うと同時に、ぜひ翻訳の楽しさや奥深さも体験してください。

[リモート授業を活用して理解度アップ!]
本講座の受講生は受講期間中に開催される「基礎から学ぶ実務翻訳<リモート授業>」に受講中1回参加が可能です。
リモート授業では、練習課題を題材にしたミニ講義に加え、翻訳学習に関することから翻訳のお仕事についてまで、受講者からよく寄せられる質問や相談について、現役の翻訳者が解説していきます。学習中の疑問解消やモチベーションアップに役立ててください。

受講レベル
TOEIC 550~ ※あくまでも目安です。
受講期間
6ヶ月 (受講延長制度あり)
添削課題
8回 (英➡日:4回、日➡英:4回)
リモート授業
1回
※本講座受講生向けのリモート授業(90分)を年に2回(9月と3月の平日12:00~13:30)開催いたします。受講生は、受講期間中1回、リモート参加または録画視聴が可能です。
質問
8回
受講料
46,200円(税込) ※リモート授業1回付き
教材
テキスト (バインダー形式)1冊 (英日60ページ/日英64ページ)
『ネイティブが教える英語表現辞典』1冊

講座内容サンプル

写真

基礎から学ぶ実務翻訳<リモート授業>概要

開催時期 2025年9月12日(金)12:00~13:30(終了)
2026年3月11日(水)12:00~13:30
※開催日時は変更となる可能性があります。
内容 ・練習課題を題材にしたミニ講義(英日・日英のコツ)
・受講者からよく寄せられる質問や相談をテーマにした解説(CAT・AI活用法、おすすめ辞書など)
※内容は変更する可能性があります。
講義時間 90分
その他 ・当日ご都合の悪い方は録画視聴が可能です
・パックコースで「基礎から学ぶ実務翻訳」を受講している方も参加可能です

基礎から学ぶ実務翻訳では次の課題を学習します。

英語→日本語

レッスン課題

  • レッスン1: AI時代にあえて翻訳を学ぶべき理由
  • レッスン2: 頭から訳す
  • レッスン3: 最適な訳語を見つける
  • レッスン4: 自然な日本語に訳す(1)
  • レッスン5: 自然な日本語に訳す(2)
  • レッスン6: 助動詞
  • レッスン7: 文章の流れを考える
  • レッスン8: 数の表現
  • レッスン9: 売れる翻訳とは

添削課題

  • 添削1~3: 短文課題
  • 添削4: 長文課題

日本語 → 英語

レッスン内容

  • レッスン1: 発想を転換する
  • レッスン2: 最適な主語を選ぶ
  • レッスン3: 最適な動詞を選ぶ
  • レッスン4: 形容詞・前置詞を使いこなす
  • レッスン5: 助動詞を使いこなす
  • レッスン6: 文章の流れを考える
  • レッスン7: 数・時間・場所の表現
  • レッスン8: 比較・程度・割合の表現
  • レッスン9: 売れる翻訳に仕上げる

添削課題

  • 添削1~3: 短文課題
  • 添削4: 長文課題
講座が修了したら、Step1(実践)・Step2 (プロ)で専門分野を学習しながら、
翻訳の技術を身につけよう!

こんな方に最適です!!

  • 翻訳を初めて学習する方
  • 翻訳に興味・関心をお持ちの方
  • 今まで自己流で翻訳をしてきて、翻訳の基礎を再確認したい方
  • 専門分野を絞る前段階として、実務翻訳の基礎固めをしたい方
  • 将来AIを使いこなせる翻訳者を目指す方
  • 「基本」を「一生使える翻訳の道具」と捉えてその「道具」を身につけたい方
  • 「急がば回れ」を信じ、着実に学習をしようと考えることができる方
こんな方に最適です!!

コラム ~「基礎」が大切な理由~

当センター翻訳講座の先生に「翻訳の基礎」について聞いてみました。ここでは、具体的な文を例に
「翻訳の基礎」の大切さをご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

英語の勉強と翻訳の勉強は違います。
英語力と翻訳力も違います。

TOEIC900点以上持っているから「基礎講座」は要らない?
TOEIC750点持っている人にとって「基礎講座」は基礎すぎない?

実務翻訳を行う上で重要な要素の一つに「冠詞と数詞の判断」があります。
例えば、下記の一文を訳してみてください。

The audit team consists of a Lawyer and officials.

冠詞は、あえて訳さなくてよいことも少なくありませんが、上記のような場合はa Lawyerのaを冠詞ではなく数詞であると判断して、その意味を明確に表現する必要があります。上記文の翻訳は以下のようになります。

監査チームは、弁護士1名と担当官数名で構成されている。

このような数詞は、一本のネジ、一つのバルブなどという意味でマニュアルで使用された場合、たった一文字の訳抜けが操作ミスに繋がる重要な語句となることがあります。
このように、翻訳の「基礎」と英語の基礎とは異なるため、特に翻訳の学習が初めての方には基礎をしっかりと学ばれることをおすすめします。

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